ロンドンには多くの日本企業が拠点を構えており、英国へ赴任する社員や役員の住まいとして、良質な賃貸物件には安定した需要があります。
英国に物件を所有するオーナーにとって、日本企業の駐在員は魅力的なテナント層の一つです。
安定した賃料の支払いや比較的長期の入居が期待できることに加え、物件を丁寧に使用する方が多いことなど、日本人駐在員が家主から好まれるのにはいくつかの理由があります。
日本企業の駐在員が家主から好まれる理由
法人契約では、一定の信用力を持つ企業が契約主体となるケースが多く、家主にとって安心感があることが大きなメリットです。
また、企業の人事部門やリロケーション担当者が住居探しや契約手続きに関わることも多いため、入居者本人だけでなく、必要に応じて企業側とも連絡を取りながら手続きを進めることができます。
契約形態や支払方法は企業によって異なりますが、法人契約では賃料の支払体制がしっかりしているケースが多く、安定した賃料収入を見込みやすい点も家主にとってのメリットです。
また、海外駐在は数年間にわたることも珍しくありません。一般の賃貸市場と比べて長期の入居につながることも多く、テナントの入れ替わりが少なければ、その分、空室期間や再募集にかかる費用や手間を抑えることができます。
もう一つ、当社が長年日本人テナントを扱ってきた中で感じるのが、物件を丁寧に使用される方が多いことです。
もちろん入居者によって違いはありますが、日頃から室内をきれいに使い、退去時にも比較的良い状態で物件を返却されるケースが多く見られます。
こうした日本人駐在員や法人テナントへの賃貸では、このマーケットをよく知る賃貸エージェントを利用することで、申込内容の確認から契約、入居後の対応まで、それぞれのケースに合わせてスムーズに進めることができます。
日本人駐在員はロンドンの賃貸物件に何を求めるのか
日本人駐在員が物件を選ぶ際には、一般的なロンドンの賃貸市場とは少し異なるポイントが重視されることがあります。 その一つが、セキュリティーです。
有人のエントランスやセキュリティーシステム、24時間対応のコンシェルジュなどを備えた建物は、日本人駐在員から好まれる傾向があります。
室内の設備や使いやすさも大切です。
比較的新しい家電設備、使いやすいキッチン、しっかりとした暖房設備に加え、十分な収納スペースや陽当たり、良い眺望なども、物件を選ぶ際によく見られるポイントです。
こうした条件が揃った物件は、日本企業の駐在員にとって魅力的な選択肢になりやすいでしょう。
近年では、物件の環境性能やエネルギー効率などを気にするテナントも増えており、物件選びの際にこうした点が考慮されることもあります。
また、エリアそのものの知名度だけでなく、実際の通勤のしやすさも非常に重要です。
City、Canary Wharf、West Endなどの主要なビジネスエリアへ通いやすいことはもちろん、家族で赴任する場合には、学校へのアクセスも物件選びの大切なポイントになります。
駅や公共交通機関に近く、ロンドン中心部へスムーズにアクセスできる物件は、それだけでも大きな強みがあります。
さらに、24時間コンシェルジュをはじめ、ジムやスイミングプール、シネマルームなど、充実した共用施設を備えた築浅・新築マンションは、日本人駐在員から特に人気があります。
当社では、こうした日本人駐在員のニーズを踏まえ、どのように物件を準備し、募集していくのがよいかという段階から、契約、入居後の対応まで継続してサポートしています。
質の高い法人テナントを獲得するために
日本人駐在員が求める条件に合った物件を用意することはもちろん大切ですが、それだけで入居につながるとは限りません。
もう一つ大切なのが、実際に駐在員の住まいを探している企業の人事部門やリロケーション担当者に、物件情報を届けることです。
こうした企業の担当部署に個人の家主が直接アプローチすることは、現実的にはなかなか簡単ではありません。そのため、日本企業と日頃から直接やり取りをしている不動産会社を利用することが、法人テナントへの賃貸では大きな強みになります。
Benham and Reevesでは20年以上にわたり、ロンドンの賃貸物件を日本企業へ紹介してきました。
2017年には、日本語で対応する専任スタッフによるJapan Deskを設置。日本企業の人事・リロケーション担当者と連携しながら、駐在員の住まい探しをサポートしています。
家主にとっても、Japan Deskが企業側との窓口となることで、物件の紹介から契約、入居後の対応までスムーズに進めやすくなります。
また、日々の物件管理までまとめて任せたい家主には、プロパティ・マネジメントサービスも提供しています。入居後のテナント対応や物件に関するさまざまなやり取りについても、継続してサポートしています。